2歳児のイヤイヤ期と保育園

二つの服から着たい服を選ぶ子どもをそばで待つ保護者のイメージ
服を選ぶ小さな場面にも、「自分で決めたい」という気持ちが表れることがあります。画像はAI生成イメージで、実在の親子ではありません。

「イヤ!」が増えると、園ではどんなふうに過ごすのだろうと心配になるかもしれません。

2歳前後は、自分でやってみたい気持ちが大きくなる時期です。その一方で、まだ言葉や動作が思うようについてこないこともあります。大切なのは、子どもを急いで言うことどおりに動かすことよりも、「イヤ」の前後に何があったかを家庭と園で共有することです。

朝の支度や着替えで困った日は、長い説明を用意しなくてもかまいません。何をしていたときだったか、本人は何をしたそうだったか、何をきっかけに気持ちが変わったか。まず、この三つが子どものことを一緒に考える手がかりになります。

「イヤ」の奥にあるものは、一つとは限りません

厚生労働省の保育所向け「保育所保育指針」では、保育所の1歳以上3歳未満児について、食事や着替えなど自分でできることが増え、自分の意思や欲求を言葉で表そうとする時期とされています。保育者には、その「自分でしようとする気持ち」を尊重し、温かく見守ることが求められています。

ただし、現れ方は一人ひとり違います。

たとえば、同じ「着替えたくない」でも、服が嫌なのかもしれません。遊びの途中だったのかもしれません。自分でボタンを留めたかったのかもしれません。言葉だけを見ていると同じ「イヤ」ですが、その前後には別々の気持ちがあります。

すぐに理由が分からない日があってもかまいません。「今日はこう見えた」と具体的に残しておくと、家庭と園の両方で様子を見ていけます。

先生に伝えるとき、まず手がかりになる三つ

園へ伝えるときは、気になった一場面について、次の三つを振り返ると話しやすくなります。

  1. 何をしていたときか
  2. 本人は何をしたそうだったか
  3. 何をきっかけに気持ちが変わったか

たとえば、こんな短いメモです。

積み木で遊んでいるときに着替えへ誘うと、「イヤ」と言いました。
まだ続きを作りたそうでした。
「ここまで作ったら着替える?」と聞くと、自分から動きました。

これは、毎回同じ声かけをすればうまくいく、という意味ではありません。その日の様子を先生へ渡すためのメモです。「着替えを嫌がりました」だけよりも、子どもが何を大切にしていたかが伝わりやすくなります。

反対に園での様子を聞くときも、「今日はできましたか」だけではなく、こんなふうに尋ねられます。

  • どんな場面で気持ちが動きましたか
  • 何をしたかったようでしたか
  • その後は何をして過ごしましたか

できた・できなかったという結果だけでなく、その子らしい一日の様子が見えやすくなります。

家と園で姿が違っても、すぐに心配しすぎないために

家では「イヤ」が続くのに、園では気持ちを切り替えて遊ぶ。反対に、家では落ち着いていても、園では初めての場所や人に戸惑う。子どもの姿は、場所や相手、その日の疲れ方でも変わります。

どちらかが本当で、どちらかが間違いということではありません。家庭で見えていることと園で見えていることを持ち寄ると、その子を一つの場面だけで決めつけずに済みます。

「家ではこうでした」と話すことは、子育ての採点を受けることではありません。先生にとっても、園ではまだ見えていない姿を知る手がかりになります。

こむぎえんが大切にしていること

こむぎえんでは、子どもの「やってみたい」を大切にし、とことん遊びきれる時間を大事にしています。

元気に動く日もあれば、少し離れたところから静かに見ている日もあります。その日の気持ちを急いで否定せず、子どもの「好き」を先生が一緒に見つけること。そして、少人数で一人ひとりの様子を見ることを、こむぎえんの保育で大切にしています。

「イヤ」という言葉だけではなく、その子が何を見ていたか、何を続けたかったかも知りたい。家庭で見えた小さな姿を、見学や相談のときに聞かせてください。

こむぎえんの保育方針を見る

まずは、今日の一場面から

イヤイヤ期のすべてを家庭で落ち着かせてから、保育園へ行く必要はありません。

今日の「イヤ」の中から、気になった一場面を選んでみてください。その前にしていたこと、本人がしたそうだったこと、気持ちが変わったきっかけ。覚えている範囲でメモしておくと、園へ伝えやすくなります。

こむぎえんの考え方がご家庭に合いそうか、実際の雰囲気を見ながら確かめたい方は、見学・入園を相談するをご覧ください。料金、空き状況、保育日、保育時間、申込方法などは変わることがあるため、相談時に最新情報をご確認ください。

よくある質問

イヤイヤ期の様子を、園へどう伝えればよいですか?

朝の支度や着替えなど、気になる場面を一つ選びます。「何をしていたか」「何をしたそうだったか」「何で気持ちが変わったか」を、覚えている範囲で伝えます。うまくいかなかったことだけでなく、その後に何をして過ごしたかも添えると、様子が分かりやすくなります。

家と園で子どもの様子が違っても大丈夫ですか?

子どもの姿は、場所や相手、その日の状態でも変わります。どちらか一方だけで決めつけず、家庭と園で見えた姿を伝え合うことが、その子を知る手がかりになります。心身の発達や健康について具体的な心配がある場合は、園だけで判断せず、自治体の相談窓口や医療機関などの専門先にもご相談ください。

毎日、詳しくメモする必要がありますか?

毎日すべてを記録する必要はありません。気になった日や、いつもと違う姿が見えた日に、短く残すだけでも話しやすくなります。負担になるときは、口頭で一場面を伝えるだけでもかまいません。

参考にした公的資料

この記事は2026年7月28日時点で確認できた公的資料と、確認済みのこむぎえんの保育方針をもとに作成しています。公的資料や園の案内は更新されることがあります。利用を検討するときは最新情報をご確認ください。

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